絵本の話2

『きみなんか だいきらいさ』(ジャニス・メイ・ユードリー:ぶん モーリス・センダック:え こだまともこ:やく 冨山房)
「けんかするのはね、仲がいいからだよ」
って、よく言うし、ほんとにそうだと思う。
とくに、子どものときは、全くそうだ。
さっきまで楽しそうに遊んでいたかと思うと、ケンカにしてて、
かと思うと、いつのまにか、ケラケラ笑っている。
「○○ちゃんとは、もう絶対遊ばない!」って、すぐに言う。
でも、またすぐに遊ぶ。
そんな、子ども同士のケンカのことを描いた絵本。
そうそう、この感じ。
…って思う。
モーリス・センダックの絵がいい。
表情が、とっても丁寧に描かれている。
『かいじゅうたちのいるところ』を描いた人。
最近、子どものケンカに、大人が入りすぎていないかなぁ。
この記事へのコメント
絵本ありがとうございます。
まるで、私のためのような絵本です。
兄弟けんかをする子たちに、
いつもむきになっていますが
そんなモンなんですよね…☆
子どもはその都度“真剣”ですものね。
そこに、大人も“真剣”に付き合おうと思うから、腹が立ったり、巻き込まれたり、振り回されたりするのかと…。
大人になると、なかなか子どものときのようにはいかなくて、なかなかケンカはできません。
子どもが、うらやましい。